はじめに
今回の記事はプレイヤー介入前に起きたことについての考察です。
前回と違い、時系列を完全に読み解くことはできませんでした。
そのため、紹介する順番に意味はありません。
記事の性質上ネタバレには配慮していません。
また、つじつま合わせが必要になった場合、
筆者の好きなようにやります。
あらかじめご了承ください。
※追記しました(2019年2月3日)
- ダハールとトリニティの記憶の交換
- UCEY倒れる
目次
神の御名の顕現
90億の神の御名とは
実績や説明では「90億の神の御名」となっている一方で、
「百億にも上がらんとする神の御名」との説明もあります。
この90億という数字がどこから出てきたのか調べたところ、
そもそも『90億の神の御名』というSF短編小説があることがわかりました。
筆者は、この2つのサイトで概要を掴みました。
ICEYでもこの作品を踏襲しているようで、
といったところに設定の共通項が見られます。
神の御名が9文字に対してHASTURの6文字なのは、
- クトゥルフの神性の一部は人間には発音不可能とされていること
- 神の御名のアルファベットは英語ではないこと
の2点から神の御名を英語化するとHASTURが一番近い形になったと推察されます。
実際、HASTURの読み上げはブレスするような音で、
ハスターというカタカナの読み上げではありませんでした。
いくつもの神子の失敗
カルロスの説明で、彼が神子を食らっていることがわかります。
実際、カルロスのボス部屋に入ってすぐのところに
ICEYの残骸が積まれています。
また、地下鉄入り口の分岐にも骸があります。
全部を精査したわけではないですが、
プレイヤーが操作する前にいくつものICEYが
力尽きたことは間違いないと言えるでしょう。
トリニティの妨害
これは操作のチュートリアルで起こったものですね。
ちなみに本編開始後にこの橋の対岸に渡ってみると、
ユダが遣わせた"鉄槌"の亡骸があります。
これについてはプレイヤーが目にするイベントではありますが、
- この時点ではCV下野紘のナレーションがない
- ユダに行動を起こすだけの自我が残っている
といった点から、本編直前なのか、
ここからまた時間が開くのかが判断できず、
プレイヤー介入前としました。
時の円環
この行動は時の円環を破壊するためと実績に書かれています。
ここで破壊した橋が本編開始後にも破壊されていること、
カルロスの前にICEYの死骸が積まれていることから、
完全リセットのループが起こっているわけではないと考えられます。
前回言及した死の螺旋と同様に、変化のない繰り返しの比喩かもしれません。
一方で、プレイヤーが介入してからはICEY.binでワープするたびに
敵の状況や仕掛けのフラグなどはその時点の初期状態にリセットされます。
この点については考えをまとめたいですね。
ダハールとトリニティの記憶の交換
チュートリアルの実績の時点でダハールの中身が
トリニティであることは間違いないでしょう。
プレイヤー介入後のナレーションでは、記憶ではなく体の方で呼ぶため、
この事実は全員が認識しているわけではないようです。
UCEY倒れる
最後に
今回はユダが神子計画を動かして仮想世界に移ったあとから、
プレイヤーが介入し始めるまでの間の情報をまとめました。
90億の神、はじめはプレイヤーの現実世界の人口かと睨んでいたのですが、
2018年で74億人と全然足らない数字でした。
スマホの出荷数に至っては億に届かず。
『90億の神の御名』が実在のSF短編小説とわかったのは僥倖でした。
ICEYでは「黒い星が昇る」といった表現に類するものが何度か出てきますが、
この現象も『90億の神の御名』から着想を得たのかもしれませんね。
クトゥルフ神話との関係を睨んでいたのですが、検索では見つからず。
詳しい人、心当たりがあったら教えてください。